「10年間」というのは説得力のある年月です。
10年経てば、宝石のようにキラキラしていたものがどうでも良いガラクタに変わっているかもしれない。
大抵の変化は「10年経てばなぁ」の一言で納得できてしまいます。
だからこそ、10年以上経っても変わらないものは最早その人の本質と言ってもいいのかもしれません。
だけど「変わらないこと」が良いとは限らないし、「変わること」が悪いこととも言い切れない。
「変えたかったもの」と「変えたくなかったもの」それを都合よく選んでいくことは出来るのか。
嫌でも変わっていく人生を受け入れ、納得し、これから先の未来を生きていくためにはどうしたら良いのか。

その答えを、加藤和樹くん、鎌苅健太くん、河合龍之介くんという公私共に10年以上の付き合いのある三人と、彼等と10年以上歳の違うなだぎ武さんと吉高志音くんという、何とも魅力的な企みに満ちたカンパニーで探していける。

作品を作り上げていく過程は、楽しくて苦しくて、それでもやっぱり楽しい時間になると確信していますし、きっとそういう作品になるんじゃないかな、と思っています。

どうぞご期待ください。応えますから。