Vol.226 / 2024.11

『まほステ』エチュードシリーズPart2
オーケストラ音楽祭～series collection～

まもなく開幕！

開幕に先駆け、＜真木 晶（賢者）役：大森夏向さん＞のネルマガ限定スペシャルインタビューをお届けいたします。

インタビュー

─大森さんが「まほステ」カンパニーに加わってからオーケストラ音楽祭を含め、今回が5作品目のご出演となります。参加されてから現在に至るまで、ご自身や、キャストの皆さんとの関係性などで何か変化はありましたか？

祝祭シリーズの頃は何も分からない状態で、先輩方に色々教えてもらいながら演じていましたが、エチュードシリーズPrat1を経てだいぶつかめてきたかなというタイミングでのオーケストラ音楽祭で、歌を通して第1章から第3章の新くん（新 正俊）が演じていた賢者の物語を経験できたことがすごく大きかったです。自分が教えてもらうだけではなく、物語の中心である賢者として魔法使いのみんなを引っ張っていけたらいいな、とエチュードシリーズからは感じていて、立ち位置（の意識）が一番変わったと思います。
祝祭シリーズは魔法使いと一緒にそれぞれの国に同行するような意識で演じていましたが、エチュードシリーズは真木 晶が思い出の品を見つめるところから物語が始まるので、作品全体を賢者の回想だと思って、物語を自分が作っていくんだ！ という気持ちで演じていました。エチュードシリーズPart2では、Part1の経験を活かして、より頑張りたいなと思っています。
新くんとは違う作品で共演させていただいていますし、事務所の先輩でもあるので、すごく仲良くさせてもらっています。お芝居のことなどを色々と教えてもらいました！

─キャストの皆さんとの関係性で何か変化はありましたか？

皆さんと仲良くなれたと感じますし、最初は緊張してソワソワしていましたが、今では稽古場に来ると安心感があります。
先日はオズ役のはるちゃん（丘山晴己）ともっと仲良くなりたいなと思い、中央の国の皆さんと一緒にご飯に行きました！ はるちゃんはもちろんとても優しい方ですが、役とご本人のギャップに驚いたのに加え、先輩でもあるので、最初は自分からは話しかけづらかったです。笑
エチュードシリーズPart2には中央の国の物語がありますし、今回で卒業されてしまうので、安心して卒業してもらいたいなと思っています。祝祭シリーズの中央の国の話でもオズとのやり取りがあったり、音楽祭でも色々教えてくださったりとお世話になる中で学んだ役への向き合い方はもちろんのこと、稽古場の雰囲気を変えるような立ち振る舞いも吸収し、受け継いでいきたいと思っています。

─大森さんから見た、各国のキャストそれぞれの特徴やイメージを教えてください。

本当に不思議なのが、それぞれの国のキャラクターのイメージがキャスト自身にも結構当てはまるんです。
それこそ西の国は自由気ままな感じで、東の国は4人が一丸となったチームワークの強さを感じますし、中央の国は真っ直ぐだけど、オン・オフがすごくはっきりしていて。稽古が始まったらガッと集中しますが、それ以外の場所ではすごくワイワイ、楽しく過ごしている印象です。
南の国はすごくアットホームです。レノックス役の（白柏）寿大くんがバランスを見て色々アドバイスしてくださっています。僕は全部の国の稽古に参加しているので、それぞれの国の稽古の進め方の違いを実感していますが、南の国は最初にこのシーンはこういう風にしよう、とディスカッションして進めています。
北の国は一人一人が強い魔法使いであるように、あまり干渉しないのですが、このシーンはこのキャラを強く見せるためにはどうしたらいいか、などをしっかりと話し合ってうまくバランスを取っているイメージです。

─お稽古の進め方がそれぞれ違うんですね。

そうなんです。特に今回の稽古はみんな気合が入っているなと感じています。稽古が始まってすぐに台本は置いて、序盤から「こんな感じでやろう」と話し合いながら色々試して稽古を進めている印象です。
中央の国ははるちゃんが先生役になって「こうした方が面白いんじゃない？」とアドバイスしてくださるので、色々トライして作り上げています。
東の国はチームワークが強いので、やろう！ とスイッチが入ったら一気に完成させる感じですね。
西の国はすごく不思議で…。笑　ジェーさん（山田ジェームス武）が先生役となって教えてくださるんですが、準備をしているところを見せないというか。準備をしていない風なのに、ちょっと裏で（演技プランを）合わせて変化を出してくるので、一気に変わったな！ と驚くことがあります。

─では、大森さんが賢者の書へ各国のキャストの皆さんについて一言ずつ書き添えるとしたら、何を書きますか？

北の国は「めちゃめちゃ面倒見がいい」！ キャラクター的には人と関わらず一人で生きていくイメージですが、とても面倒見がいいんです。もともとお兄ちゃんタイプの人が揃っていましたが、エチュードシリーズから陣（慶昭）くんが加わったことにより、改めて4人とも優しく導いてくれる方たちだなと感じています。
南の国は「実は近すぎず、遠すぎずな感じ」。兄弟のキャラクターがいたり暖かいイメージがあったりするので、キャストの距離もぎゅーっと近い感じかと思いきや、意外とそうでもなく。アットホームでありながら、いい距離感だなと思っています。
西の国は「自由に見えるけど、真面目」。気付いたら稽古場にいるみたいな、自由でプラプラした感じに見えるけど、実はみんなすごく努力家で真面目だと思います。
中央の国はやはり、「オン・オフの切り替えがしっかりしている」ですね。正義感が強く真面目なキャラクターたちのイメージ通り、真面目にやることはちゃんとやるんですけど、休む時は休む。中央の国と同じ楽屋だった時には一緒にUNOをしました。笑
東の国は今までは青春っぽい結束力があるイメージでしたが、新しく（内藤）光佑くんが加わったことにより、ガラッと雰囲気が変わるんじゃないかなと思っています。まだ稽古が始まったばかりなので、これからどうなるかがすごく楽しみです！

─8月には『ネルフェス2024』にもご出演されましたが、当日の思い出や印象的な出来事があれば教えてください。

あれだけ大きなステージでパフォーマンスする機会はなかなかないので、出演できて嬉しかったですし、本当に楽しかったです！ エチュードシリーズやオーケストラ音楽祭とネルフェスを同時に稽古したり、本番が始まる前にみんなで集まって円陣を組んだりしたことによって、より「まほステ」メンバーの結束力が強まったなと感じています。

─さまざまなコンテンツが一堂に会するイベントでした。いつもの公演と違う部分はありましたか？

フェスとして「盛り上げたい！」という気持ちよりは、僕たちは『魔法使いの約束』の世界観をちゃんと作っていこう、空気を変えよう、という意識でやっていたので、みんなで集中して表現できたんじゃないかなと思います。フェスで盛り上がるような激しい音楽ではなく優しい音楽が「まほステ」の良さでもあるので、そういった魅力も届けられていたら嬉しいです。

─「メインストーリー」や「祝祭シリーズ」とは違う、「エチュードシリーズ」ならではの見どころや魅力を教えてください。

エチュードシリーズは時系列だと祝祭シリーズよりも前の話で、賢者が魔法使いたちのことをもっと知っていきたい、と思うきっかけの物語です。（これまでの作品では）既に仲良くなっている魔法使いでも、エチュードシリーズで描かれる初めての任務や訓練などを通して仲良くなるキャラクターもいるので、その距離感（の表現）が難しいですが、これまでの作品で多くは描かれてこなかったキャラクターの心情や背景をピックアップして描いています。
大きな事件が起きたり敵を倒したりするお話ではないですが、人間よりずっと長く生きる魔法使いの時間の感覚や心情は僕たち人間と違う部分があるので、そのキャラクターの“心”の部分にスポットが当たるところが一番の魅力だと思います。
例えばPart1ではクロエの成長の物語がありましたが、最初は魔法舎で他の魔法使いと暮らすことに不安がある中で、じっくり紅茶を入れるみたいにみんなと時間を共にして仲良くなりたい…という心情が丁寧に描かれていて、日常の心の動きがより深く感じられるシリーズなんじゃないかなと思います。

─最後に、エチュードシリーズPart2への意気込みをお聞かせください。

僕が最初に思い出の品を持って「懐かしいな」と思うシーンの表情ひとつで、その思い出がどれだけ大事なのか、悲しかったのか、楽しかったのか（の見え方）に影響してくると思うので、大切に表現していきたいです。また、賢者がピュアでありのままの普通の人間としていることで、より魔法使いたちを魅力的に見せられるように頑張りたいと思います！

12月には舞台『魔法使いの約束』オーケストラ音楽祭～series collection～も予定されています。まだまだ続く舞台『魔法使いの約束』シリーズにご期待ください！

公演PV

STORY

人間と魔法使いが共存する世界。

＜大いなる厄災＞によって
壊れかけた世界を救うため集まった
21人の“賢者の魔法使い”。
楽しいときも苦しいときも、
共に過ごして絆を深めた。

思い出がよみがえる、二つのエチュード。

中央の国、伝説の宝剣を守る潜入調査。
南の国、雨が止まない不思議な村。

あの日踏み出した一歩目……
賢者の魔法使いたちのはじまりの物語。

期間・劇場
【東京】
2024年11月30日（土）〜12月8日（日）
天王洲 銀河劇場
【大阪】
2024年12月14日（土）〜12月22日（日）
ＳｋｙシアターＭＢＳ

出演
【中央の国】オズ：丘山晴己　アーサー：北川尚弥　カイン：岩城直弥　リケ：新谷聖司
【北の国】スノウ：陣 慶昭　ホワイト：田口 司　ミスラ：鮎川太陽　オーエン：神永圭佑　ブラッドリー：中村太郎
【東の国】ファウスト：矢田悠祐　シノ：田村升吾　ヒースクリフ：内藤光佑　ネロ：坪倉康晴
【西の国】シャイロック：山田ジェームス武　ムル：橋本真一　クロエ：皆木一舞　ラスティカ：森田桐矢
【南の国】フィガロ：和合真一　ルチル：大海将一郎　レノックス：白柏寿大　ミチル：弦間哲心
真木 晶（賢者）：大森夏向／チェーリオ：鈴木壮麻　コリン：チャンへ　ほか

今年もネルケプランニングがジャンプフェスタにブース出展。
ジャンプ原作の2.5次元ミュージカルについて、ステージや展示・体験でその魅力を詳しくお伝えします。

スペシャルステージ

ブース内のステージでは、7つのタイトルからキャスト・スタッフが登壇し、スペシャルなステージをお届けします！

12月21日（土）

10:30～11:15

ミュージカル『新テニスの王子様』 トークステージ
今牧輝琉（越前リョーマ）、佐々木 崇（平等院鳳凰）、ザック小林（ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク）、手島章斗（手塚国光）、ジェレミー・クロディス（ティモテ・モロー）、當間ローズ（アントニオ・ダ・メダノレ）、Sion（ロミオ・フェルナンデス）

12:30～13:00

「ROCK MUSICAL BLEACH」 トークステージ
木原瑠生（黒崎一護）、百名ヒロキ（ウルキオラ・シファー）、井澤勇貴（藍染惣右介）

14:00～14:30

舞台「鬼滅の刃」 トークステージ
阪本奨悟（竈門炭治郎）、髙橋かれん（竈門禰󠄀豆子）、佐々木喜英（鬼舞辻無惨）

15:15～16:00

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン トークステージ
竹内雄大（越前リョーマ）、寺田友哉（手塚国光）、藤本力翔（大石秀一郎）、橋本勇大（不二周助）、世良大雅（乾 貞治）、長嶺龍汰（菊丸英二）、坂上翔麻（河村 隆）、有岡歩斗（桃城 武）、渡邊 樹（海堂 薫）

12月22日（日）

10:30～11:00

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE トークステージ
後日発表

12:00～12:40

「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE レグロの家 in ジャンプフェスタ
レグロ・バーンデッド（ウチクリ内倉）、ブラッド・コールマン（澤田拓郎）／
赤澤遼太郎（マッシュ・バーンデッド）、中山清太郎（ランス・クラウン）、YUKI（セル・ウォー）

14:20～15:00

劇団「ハイキュー!!」 トークステージ
須賀健太（演出） ほか、後日発表

※舞台「鬼滅の刃」において、禰豆子の「禰」は「ネ（しめすへん）」、鬼舞辻の「辻」は「一点しんにょう」が正式表記となります。
※「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE レグロの家 in ジャンプフェスタ以外のスペシャルステージのMCは両日ともに鎌苅健太
※追加登壇者は今後随時発表予定

展示・体験

衣裳・小道具展示

実際に公演で着用・使用した8タイトルの衣裳・小道具を展示。
普段、遠くからしか見ることのできない品々を至近距離で鑑賞・撮影いただけます！
展示物の詳細は後日公開！

展示タイトル

• ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン
• ミュージカル『新テニスの王子様』
• 「ROCK MUSICAL BLEACH」
• 劇団「ハイキュー!!」
• 舞台「鬼滅の刃」
• 舞台「呪術廻戦」
• 『HUNTER×HUNTER』THE STAGE
• 「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE

ジャンプフェスタの森に迷い込んだレグロとブラッド

「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEより、レグロ・バーンデッド（ウチクリ内倉）とブラッド・コールマン（澤田拓郎）が登場して、グリーティングを実施します。

キャラが選べる
デジタルフォトスポット

お気に入りの2.5次元ミュージカル作品のキャラクターを選択し、大型モニターに映し出されたキャラクタービジュアルと一緒に写真を撮ることができます。
選択可能なキャラクターは後日公開！

選択可能タイトル

• ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン
• ミュージカル『新テニスの王子様』
• 「ROCK MUSICAL BLEACH」
• 劇団「ハイキュー!!」
• 舞台「鬼滅の刃」
• 舞台「呪術廻戦」
• 『HUNTER×HUNTER』THE STAGE
• 「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE

ネルケブースを楽しむには？

ジャンプフェスタ2025のネルケプランニングブースは、すべて無料で楽しめます。
なお、入場には「ジャンプNAVI」より登録できる入場チケットが必要です。詳細は「ジャンプNAVI」アプリ、ジャンプフェスタ2025公式サイトをご確認ください。

入場チケット

ブース外側の展示・体験が楽しめます。

• 衣裳・小道具展示
• ジャンプフェスタの森に迷い込んだレグロとブラッド
• キャラが選べるデジタルフォトスポット

入場チケット +
スペシャルステージ先着整理券

ブース外側の展示・体験などに加え、ブース内で実施されるスペシャルステージの観覧が可能です。
当日入場後、各ステージ観覧のための先着整理券を「ジャンプNAVI」にて取得ください。各回約100名さま、合計で700名さまがご観覧いただけます。

• 衣裳・小道具展示
• ジャンプフェスタの森に迷い込んだレグロとブラッド
• キャラが選べるデジタルフォトスポット
• 該当のスペシャルステージ

期間・会場
2024年12月21日（土）〜12月22日（日）
幕張メッセ 国際展示場 展示ホール1～9
［ネルケプランニング：展示ホール6］